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マイホームを購入する際、「物件価格=支払う金額」ではありません。仲介手数料・登記費用・各種税金など、さまざまな費用が別途発生します。目安として、新築で物件価格の8〜10%、中古で7〜9%程度を諸費用として見込んでおく必要があります。事前にしっかり把握して、余裕のある資金計画を立てましょう。
SECTION 01

諸費用の全体像

戸建て・マンションで変わる諸費用の目安

物件の種類 諸費用の目安 3,500万円の場合
戸建て 物件価格の8〜10% 約280〜350万円
中古マンション 物件価格の7〜9% 約245〜315万円
SECTION 02

費用の種類と内訳

7つの費用項目を詳しく解説

① 仲介手数料

不動産会社への報酬。売主・買主それぞれが支払います。

計算式:(物件価格 × 3% + 6万円)× 消費税1.1

  • 例:3,500万円の場合 → (3,500万×3%+6万)×1.1=約122万円
  • 例:2,500万円の場合 → (2,500万×3%+6万)×1.1=約89万円

② 印紙税

売買契約書に貼付する税金。物件価格によって異なります。

物件価格 印紙税(軽減税率適用)
1,000万円超〜5,000万円以下 1万円
5,000万円超〜1億円以下 3万円

③ 登記費用(所有権移転登記・抵当権設定登記)

購入した不動産の名義を変更し、住宅ローンの抵当権を設定するための費用です。

  • 登録免許税(所有権移転):土地=固定資産税評価額×1.5%、建物=固定資産税評価額×0.3%(軽減税率が適用される場合)
  • 登録免許税(抵当権設定):借入額×0.1%(軽減税率)
  • 司法書士報酬:物件・依頼先により異なりますが、新築一戸建て・中古物件ともに5〜15万円程度が目安
POINT

司法書士は不動産会社が紹介してくれることがほとんどですが、ご自身で選ぶことも可能です。

④ 不動産取得税

不動産を取得した際に一度だけかかる都道府県税。引き渡しから数か月〜半年後に納税通知が届きます。

計算式:固定資産税評価額 × 3%(土地・建物ともに)

ただし、一定の要件を満たす住宅(延床面積50㎡以上など)には軽減措置があり、実際にはゼロまたは少額になることも多いです。新築住宅では建物の軽減が大きく適用されます。

注意

引き渡し後に急に通知が届いてびっくりされる方が多い費用です。あらかじめ現金で準備しておきましょう。

⑤ 火災保険料・地震保険料

住宅ローンを組む際に火災保険への加入は実質必須です(金融機関の融資条件)。

  • 期間:最長5年(2022年以降)
  • 費用の目安:建物の構造・所在地・補償内容により大きく異なりますが、一戸建ての場合年間3〜8万円程度が目安
  • 地震保険は火災保険とセットで加入(任意)

複数社で見積もりを比較することで保険料を節約できます。

⑥ 住宅ローン関連費用

ローンを組む際にかかる費用です。

費用の種類 内容 目安
融資手数料(事務手数料) 金融機関への手数料。定率型(借入額の1〜2%程度)と定額型(3〜5万円)がある 定率型:3,500万円なら約35〜70万円
ローン保証料 保証会社への費用(不要な金融機関も増加) 借入額の1〜2%程度、または月額上乗せ
団体信用生命保険(団信) 金利に含まれる場合がほとんど(フラット35は別途) 多くの場合は金利込み
POINT

ネット銀行は融資手数料(定率型)が高い代わりに金利が低い傾向があります。総コストで比較することが重要です。

⑦ 引越し費用・その他の費用

費用 目安
引越し費用 5~30万円程度(距離・荷物量・時期により大きく変動)
カーテン・照明・エアコン等 10〜50万円程度(新築の場合は別途必要なことが多い)
ハウスクリーニング(中古) 10〜15万円
地盤調査・ホームインスペクション 10〜20万円
SECTION 03

諸費用シミュレーション

具体的なケースで費用を試算

ケース① 中古一戸建て 3,000万円を仲介で購入・ローン利用の場合

費用の種類 金額(目安)
仲介手数料 約105万円
印紙税 約1万円
登録免許税(所有権移転・抵当権) 約20〜40万円
司法書士報酬 約8〜12万円
不動産取得税 軽減措置で0〜数万円程度
火災保険(5年) 約15〜25万円
融資手数料(定率型2%の場合) 約60万円
合計 約210〜240万円
POINT

物件価格の約9%が諸費用として必要。頭金と合わせて300〜400万円程度の自己資金を用意しておくと安心です。

ケース② 新築一戸建て(建売)3,500万円を直接購入・ローン利用の場合

費用の種類 金額(目安)
仲介手数料 約110万
印紙税 約1万円
登録免許税 軽減措置で約15〜20万円
司法書士報酬 約15〜20万円
不動産取得税 軽減措置で0〜数万円程度
火災保険(5年) 約15〜25万円
融資手数料(定率型2%の場合) 約70万円
カーテン・照明等 約20〜30万円
合計 約250〜280万
POINT

物件価格の8〜10%が目安。

SECTION 04

諸費用を賢く準備するコツ

知っておきたい4つのポイント

① 住宅ローンに諸費用を組み込む

金融機関によっては、諸費用分もローンに組み込めます(「諸費用ローン」「フルローン」)。ただし借入総額が増えるため、月々の返済額・総支払額が増加することを理解したうえで検討を。

② 火災保険は複数社で比較する

同じ補償内容でも保険会社によって保険料が異なります。担当スタッフに相談いただくか、一括見積もりサービスの活用もおすすめです。

③ 軽減税率・特例を把握する

登録免許税・不動産取得税には一定要件を満たすと軽減措置が受けられます。要件(延床面積・取得年度など)は毎年確認しましょう。

④ 住宅ローン控除を活用する

入居翌年の確定申告で、年末ローン残高の0.7%が最大13年間(新築)・10年間(中古)税額控除されます。購入後のキャッシュフローを改善する大きな制度です。

POINT

諸費用の総額は物件の種類・購入方法で大きく変わります。具体的な金額は物件が決まった段階でスタッフが詳しくお見積もりいたします。まずはお気軽にご相談ください。

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